2004年8月22日 エンジンの始動の持病について考えた・・・

キャブ仕様のビトルボ2.5Lエンジンは、気温の低い時でもチョークを使用すれば始動は容易です。 又、気温の高い夏場等は、2〜3回のクランキングで始動します。 まあ、それでもヘタにアクセルを煽ったりすると、プラグがカブって始動が困難になることも有るんですが(笑) 次に、エンジンを停止して直後に再始動する様な時(燃料の補給時等)には、それこそ「セル一発」です。 気持ち良い位に掛かりが良いです。 ところが、エンジン停止後30分とか1時間後位(昼飯とか)に始動しようとすると始動しにくいんです。 当然エンジンは、未だ熱くて燃料の気化状態は良い筈です。 この傾向は、ラクダ庵のマスターの八幡様でも同じ様な傾向らしく何でだろう??と思っていました。 

ある晩、布団の中でボーッとしてましたら「キャブの中のガソリンは、どうなっているの?」と言う疑問が、頭に浮かびました。 これを突き詰めて考えて行くとこんな結論に成りました。

キャブの中にはフロート室が有って、この中には在る程度(10cc以上?)のエンジン停止後もガソリンが残ります。 エンジン停止後もエンジンの余熱(80℃)でフロート室のガソリンが、蒸発し続ける事が考えられます。 フリート室はアイドルジェットやメインジェットでキャブの外側と繋がっている訳で、密閉されている訳では無いからです。 プレナムチャンバーを持たないアルファロメオ等のキャブ車では、例えガソリンがフロート室から蒸発してしまっても、エアクリーナー等から大気中に逃げ出す為に問題には成らないと思われます。 ところがマセラティのキャブは、プレナムチャンバーの中に有ります。 蒸発したガソリンは何処に行くか? 当然プレナムチャンバーの中にガソリンの気化ガスが充満します。 この状態での空燃比が幾らなのかは知りませんが、相当に濃いい混合気に成って居ると思います。

この濃くなった混合気をエンジンの始動時に吸い込んでしまうので、プラグがカブって仕舞い始動困難に成るのでは無いかと考えました。 暫くクランキングを続けると混合気が正常な状態に戻りプラグのカブリも解消してエンジンが始動する! こんな事が起こって居るのではないでしょうか? とは言え、かなり長い時間クランキングを続けないとエンジンは始動しません。 これは唯でさえ弱いセルモーターには厳しい状況です。 

そこで対策を考えて見ました。 簡単なのは、アクセルを踏まないで数回のクランキングを行い暫く時間を置いてエンジン始動を試みると言う物です。 これはかなり効果が有りました! クランキングの時間で言うと役半分の時間で始動出来ました。 もっと良い物は、キャブにガソリンを供給しないでクランキングが出来れば最高ですね。 燃料ポンプに手動スイッチを付けるか、セルモーターの単独スイッチを設置するかですが、めんどくさいな〜(爆)     

 

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