2004年1月6日 手動変速機換装計画部品編
マセラティに乗ろうと思った時に諦めたMT! ATは楽なんですが、やっぱりMTに乗りたい! のんびりとパーツを探していた2003年の9月頃、何時もの様にヤフオクを眺めていた時に「マセラティ用ZF製5速MTセットで売ります」の表示。 出品者のHNを見ると知り合いの「A氏」です。 早速A氏に連絡を取り話を聞きました。 何でも「欲しい車が有るので手持ちのパーツを売りに出している」との事。 値段は予想していた範囲でした。 と言っても私にとっては大金です(笑) 買ってしまうと組み込み工賃が有りません。 でも部品が無ければ始まりませんし、部品をセットで手に入れるチャンスは滅多に有る訳でも無いので購入を決断しました。
パーツが送られて来たのは12月に成ってからでした。
全体です ペダル、シフト関係 MT用デフ クラッチ、クラッチカバーは新品
要交換部品及び交換した方が良いだろうという部品類
さて今回、問題と成った部品はフライホイール、クラッチレリーズベアリング、レリーズフォークの3個でした。 フライホイールはA氏から振れ精度の調査依頼が来ていました。 調べてみると外周付近でクランク取り付け面を基準としてクラッチ当たり面の振れ精度は0.08mmと言う結果でした。 少し振れが大きいようですね・・・ 調べたついでにクラッチ当たり面が摩耗していたので削りました。
クラッチカバーの位置決めピンを抜いて旋盤に載せて精度検査後に摩耗している部分を削りました
レリーズフォークは股の部分で折れる事が有ると言うので補強しました。
オリジナル 補強後 8φの鉄の丸棒を整形して溶接
今回、一番問題だろうと言う物が、クラッチレリーズベアリングです。 なんとレリーズフォークで押す部分とクラッチカバーを押す回転部分ば1.5mmも偏芯していたのです。 こんな物を組み込んだらレリーズフォークが揺さぶられて酷い事に成るのは、火を見るよりも明らかです。 こんな物使えんと言う事になりまして、同じ位のサイズの国産のレリーズベアリングにアダプターを打ち込んで使おうと言う事に成りました。 問題はアダプターの材質とガイドパイプとのクリアランスでしょうか。 今回は鉄の鋳物とクリアランスを径で0.3mmにしましたが、一寸甘いかな〜 因みにメーカー純正品はプラスチックにクリアランスは狭い所で0.6mm広い所で1.6mmでした(無茶苦茶です)
偏芯しているのが判りますか?
素材(デンスバー)とベアリング 旋盤加工中
フライス加工終了 ベアリングに圧入しました
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