2003年8月29日 夏休みの電子工作。 と言う訳で久し振りに(15年?)電子工作をして遊んでみました。 何を作ったかと言うと、パワーウインドウの保護回路です。 ご存知の通りマセラティのパワーウインドウには上下限でのストッパは無いと言う恐るべき仕様です。 試しにパワーウインドウの作動電流を測ってみると、上昇(5A)、下降(3A)、上下限(11A)でした。 上下限ではモーターがロックしてしまって居るようですね〜 此れは何とかせねば成るまいと言う訳で回路遮断器を作る事にしました。

考えた作動条件は、 (1)自動的に復帰する事 (2)作動時以外に電流を消費しない (3)7Aで作動 (4)回路が壊れても元の回路は作動する。

色々と考えた結果、回路は次の様な物に成りました。

pw-breaker.jpg (30867 バイト)

次はプリント基板を作らなければ成りません。 15年程前には色々と作って遊んでいたので、其の頃の材料が残っていました。 今ではフリーのプリント基板エディターが使えるので大分楽ですね〜 前は手書きでプリント基板を作った物ですが(笑)

2003_0825_003001AA.JPG (11901 バイト)    2003_0825_233808AA.JPG (12791 バイト)

作成したプリント基板です。 サンハヤトの感光基板を使いました。 今回は、2個同じ物を作るので一枚の基板に二つ焼き付けた後、第2塩化鉄でエッチングしてカットしました。 

2003_0829_195716AA.JPG (24882 バイト)

部品を半田付けして完成です。 左端の白い物が電流検出用の抵抗(0.1Ω)です。

2003_0829_223601AA.JPG (30166 バイト)    2003_0829_225931AA.JPG (21911 バイト)

テスト中の様子です。 4極のコネクターを使って本来の回路に挿入しています。 灰色のテープを巻いて絶縁していますが、このテープは水道の配管工事等に使う幅50mmの物です。 粘着テープでは有りません。 粘着テープでグルグル巻きにすると後剥がすのが大変なので此れを使いました。 

テスト後の感想ですが、上限での動作は問題ないようです。 下限ではもう少し早く作動させた方が良いような感じですね〜 現在の設定下限に達してから0.1秒後に作動させていますが、0.05秒位でも良いんじゃ無いかと言う気がします。 

家にあるアルファ・スパイダー(96年)のパワーウィンドウを動かして見ましたが、同じような回路が組み込まれているようです。 上限下限に達するとリレーの作動音が聞こえます。 

此れで少しはパワーウインドの信頼性は上がりますかね? 組み込んだ基板の信頼性はと言う声が聞こえてきそうです(笑)

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