２００３年末ステアリングラックの構造調査

去年の年末（注　これを書いているのは２００４年６月）　手動変速機換装計画の為に５MTと関連部品を関東の秋山さんから送って貰った時に、ステアリングラックをバラシて見たいからと、オイル漏れを起こして使えなくなった物を一緒に送って貰いました。　

先ずは、油と埃で汚れたステアリングラックのお掃除です。　汚いです(笑)　ブーツを外すと血の様な色のパワウテフルードがドバッと出て来ました｡

カシメて有るので分解出来ないと言われているマセのステアリングラックですが、この部分何でしょうか？？　球面ジョイントとラックの接続部分がプレスで一箇所潰して有りました。　私はこの潰されている所をタガネで除去しましたが、ドリルで取っても良いでしょう。　

此処を開けるとプラスチックのラック押えが入って居ました。　回転軸部分は裏側に有る鉄製のキャップを外して（これが中々外れないのですが・・・）中のナットを取ると軸を抜く事が出来ます。　軸の中間部に有る部品がパワステの機関部でしょうが、どんな動作をしているか良く判りません。　あまり壊れる所では無いでしょうから弄らない方が良いのでしょうね(笑)

シールやラック、シリンダ部の全体画像です。　なお回転軸のボス部分とシリンダー部を繋いでいるパイプは、外してはいけません！　外すとシールが破れてオイル漏れを起します。　パイプは関係有りませんでした。

シリンダー部のシールです。　左側の画像が、ステアリングラックの右側シールです。　シール自体は同じ物のようでした。　肌色のパーツはバックアップリングだろうと思います。